maruo's blog スタッフブログ
ゼロエネルギー住宅とは!?
2016.1.31
最近、「太陽光発電」「スマートハウス」「ゼロエネルギーハウス」といった単語を
テレビやインターネットでよく見かけるようになったように思います。
これっていったいなんのこと?
と、疑問に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これらの考え方について設計部鶴濱が
レポートしたいと思います。
はじめに、「太陽光発電」についてはほとんどの方がもうご存知でしょうね。
これは敷地内に設置したソーラーパネルで太陽の光をエネルギーとして使い、
発電する仕組みのことです。
「スマートハウス」とは、「太陽光発電」などがつくる電力や電力会社からの電力、
蓄電池に貯めた電力など、家のエネルギーを“賢く(スマート)”つかう住宅のことをいいます。
賢く使うために「HEMS」(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)“通称ヘムス”
を利用するのが特徴です。
「HEMS」は電気機械をネットワーク上で管理し、リアルタイムで利用状況を把握・コントロール
するエネルギー管理システムのことです。
そして「ゼロエネルギーハウス」(ZEH)は
1年間の消費エネルギーより住宅で作ったエネルギーの方が多い、
もしくは差がゼロになる住宅のことです。
現在住宅でつくるエネルギーは、太陽光発電が中心です。
スマートハウス同様、ムダを省く「省エネ」、太陽光発電などでエネルギーをつくる
「創エネ」と、蓄電池に貯める「蓄エネ」、エネルギーの状態を見えるようにする
「HEMS」を組み合わせて活用します。
「スマートハウス」と「ゼロエネルギーハウス」。
同じもののようにも思えるのですが、
「ゼロエネルギーハウス」は、
[各家庭で消費する(使用する)エネルギーを出来る限り少なくして、
それでも使用しなければならないエネルギーについては
太陽光発電システムなどによって創り出されるエネルギーでまかなってしまう]
という考え方から成り立っていて、
スマートハウスとの違いのポイントとしては、
「ゼロエネルギーハウス」は1年間の消費エネルギー≦創エネルギーになる住宅を指します。
それだけ創エネルギー量が大きい、また省エネ性が高い住宅
ということになります。
そして日本政府では、、、
「2020年までにネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を標準的な
住宅にする」
と目標を掲げています。その流れは日本に限ったことではなく、
世界の至る所で低炭素社会を目指したネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの推進
がなされています。まさに、日常生活において無駄なエネルギーを排し節約に努
めることは世界基準となってきています。
“家を建てるならばゼロエネルギーハウスがあたりまえ”という
時代がすぐ目の前まできているということですね。
これからマイホームを・・・或いはリフォームを・・・とお考えのみなさま。
どうぞ未来の地球のために一足お先に省エネに配慮した住まいを
視野にいれてみるのもいかがでしょうか?
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writer この記事を書いたスタッフ
丸尾建築