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『 岸原建築日記 』・・・ 丸尾の断熱性能について
2022.10.08
家づくりで大事なポイントして、耐震性や耐久性、
高気密や高断熱、省エネ性能などたくさんこだわる性能はあります。
その中でも今回は『丸尾建築の断熱性能』についてお話します。
断熱性能というのは屋根(天井)の断熱、
壁の断熱、床下(基礎)の断熱、窓(玄関含む)の断熱
の大きく分けると4つの部位から表されます。
表現される数値としてはUA値(外皮平均熱貫流率)といわれる指標です。
UA値とは住宅の内部から外壁、屋根、窓などの開口部などを
通じて外部へ逃げる熱量を外皮全体(外側の総面積)で平均した値です...
(難しい表現で申し訳ないです)。
このUA値は各ハウスメーカーが目安で出されていて、
0.87以下とか0.6以下など数字が小さくなるほど
高性能になることを指します。丸尾建築ではUA値は平均0.45程度です
断熱性能については地域区分によって数値が違い、
施主目線で見ると非常に判りにくいものでした。
その基準が2022年から断熱等級5,6,7というランクが
設定されて建築会社の造る家の断熱性能が断熱等級
というランクで表現されて判りやすくなります。
以前よりあった断熱等級1~4に加えて2022年4月から
5が設定され10月から6と7が加わり、
数字が大きいほど断熱性能が高いという事になります。
断熱等級4は従来の基準で『省エネ基準UA値0.87以下』、
断熱等級5は『ZEH基準UA値0.6以下』、
断熱等級6は『HEAT20 G2相当UA値0.46以下』、
断熱等級7は『HEAT20 G3相当UA値0.26以下』
というように表現されて今後は等級で呼ばれるようになります。
そうなりますと丸尾の家は断熱等級6の家が標準的な性能となります。
7を目指すべきではないかといわれそうですが
何事もバランスが大事であり断熱だけに特化すると
逆に住みにくい家になったり、コストだけが上がり
費用対効果が見込めなかったりデメリットも少なくありません。
丸尾建築が断熱等級6である仕様としては、
外壁部にW断熱を採用しており、内断熱の
ウレタン吹付100㎜と外張り断熱のオメガ断熱ボード
の施工をします。床下断熱にはカネライトフォーム
という100㎜の断熱ボードを施工し、
屋根断熱としてはウレタン吹付160㎜の施工で
断熱と防音の効果を高めています。
窓(サッシ)は樹脂とアルミの複合ハイブリッド性能で
ペアガラスの中空層にアルゴンガスと呼ばれる
断熱性の高いガスを封入したものを採用しています。
仕様についてあれこれ書きましたが解りやすく言うと、
寒い北海道基準の長期優良住宅を温暖な兵庫県で
同等の基準で建てているのが丸尾建築の家づくりです。
家づくりのこだわりは様々ですが断熱性能を
最優先に検討したいという方が気を付けなければ
ならない点というと性能数値と実性能には違いが
あるというものです。どれだけ良い断熱材を
採用しても現場で造る施工力が悪ければ
本来の性能も発揮されないかもしれません。
大手ハウスメーカーの営業マンが自社の性能を
理解せず家を売っているとお客様から
聞く話でよくありました・・・。
まずは信頼できる会社を選ぶ基準として
性能の話しを住宅会社に行って聞いてみてください!
営業設計部 岸原でした。
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