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旅行の記録 ~嚴島神社~
2024.12.17
こんにちは。
年末に近づき気温も一気に低くなり冬らしくなりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
インフルエンザも流行りはじめているようですので体調には十分にお気を付けください。
本日は嚴島神社に訪れた時のお話をしたいと思います。
日本三景の一つの宮島(厳島)に建てられ、ユネスコの世界文化遺産に登録されている嚴島神社。
訪れた日はあいにく雨が降ってしまいましたが、海面に建つその姿は神秘的でした。
なぜ嚴島神社がわざわざ陸地ではなく海上に造営されたかみなさんはご存じでしょうか?
それは嚴島神社が建てられた厳島が「神を斎き祀る島」と言われ島そのものがご神体とされており、ご神体に
建物が乗ることがないように海上に避けて建てられたそうです。
海の上に造営されている環境上、台風や高潮の被害は避けて通れないもので過去に何度も倒壊の被害があり、
そのたびに修繕が行われており建物を現状を維持するには人の手が必須な建物といえます。
しかし、被害を少しでも和らげる工夫も所々見られ、例えば足元の床板もわざと隙間を空ける事で床下からの
突き上げる波の圧力を分散し床の破損を防いでいたりと海上という不利な環境に順応できる工夫や知恵が色々
と施されています。
今回建物だけでなく修繕方法といった技術の面からも見ていると修繕とは建物を後世に残す面だけでなく、
昔の職人の伝統技術を継承しながら、耐震補強に炭素繊維といった現代の技術を取り入れよりよくしている
技術の進歩や伝統技術の継承といった面でも大切な取り組みだということを感じました。
今もなお美しい姿で現存する嚴島神社を見ながら伝統を受け継ぎつつ、技術の進歩を取り入れよりよく修繕
されている職人さんに感謝と敬意を感じる事が出来た旅路でした。
~ミニ雑学~
”宮島”という名称ですが地図上では宮島という表記はされていません。
”宮島”という名称は”嚴島神社(お宮)がある島”ということから出来たとされる名称で地図上では”厳島”で
表記されています。
しかし、どちらが正しいといったことはなく名称としては宮島と厳島の2つの地名が併存しており漢字の
書きやすさと読みやすさから宮島という名前の方がよく使われているそうです。
以上、営業設計部の菅野でした。
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