maruo's blog スタッフブログ
『 家を建てるためには・・・ 』~ 木工事 ( 追記 )
2019.3.19
『 岸原建築日記 』・・・ 家づくりの流れについて。
これまでに基礎工事、土台引き、上棟について
公開してきましたがちょっと補足しながら書きたいと思います。
上棟の日は規模にもよりますが
一日で棟が上がり、屋根工事ができる手前までいきます。
今回は大工さんと屋根工事の連携にもなっている所を
ご紹介させていただきます!
写真の建物の屋根材はガルバリウム鋼板で
瓦施工の時とは工程の内容が違います。
見えない所にこだわる丸尾建築だからこそ
しっかり押えておきたいポイントです。
上棟の後半、
大工さんが屋根の垂木を施工します ↓
2階屋根裏はウレタン吹付の断熱材を
かなり厚く16㎝の厚みで施工しますので
その断熱材と屋根下地の構造用合板が
密着して起こす内部結露を防ぐために
垂木の間に緩衝材を一枚一枚
大工さんが上棟時に施工します。↓
緩衝材が入ると、構造用合板を施工します。
一枚は1.8m×0.9mのサイズで耐震上、
目地が通らないように
千鳥張り(専門用語すみません)で施工します。↓
一枚一枚が半分ズレて張っているのが判りますか?↓
構造用合板のが張り終わると、
屋根の遮熱材『 レフミラー96 』を施工します
ここがポイントで、
宇宙服の表面素材にも使用されているこの材を
住宅の遮熱にも生かせないかと採用されたこのシートは
二階の住空間の快適性をさらに高めてくれます。↓
夏場に施工しますと日射の照り返しで
かなり熱いと大工さんから聞いてます。
その上から通気用の胴縁(細い木材)を施工し
さらに構造用合板を張ります。
これが『 二重野地 』といわれて、
遮熱材との間に通気層を取ることで
レフミラー本来の効果が発揮できるとされています。↓
構造用合板を二重に張るので
大工さんは屋根下地の工程で
時間がかなり割かれるので
冬場の日が短い時期には
少し焦ると聞いています。
上棟の時はいつもかっこいい大工さんが
さらにカッコよく見えるとこれまでに
何人もの奥様から聞いたことを覚えています。
ここまでくるといよいよ上棟も終盤です!
あとは二重野地が出来たら、次は屋根業者が
防水下地のシートを施工してくれます。
ここまでが上棟一日で終える工事になります。↓
最終的に大工さんが建物外壁面を
シートで覆ってもらい養生して
工事完了になります。↓
上棟完了後、近日中に屋根工事が始まり
後日サッシが取付られて、建物の外部仕舞は完了します
次回は上棟後の工程について内装外装工事のお話です。
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writer この記事を書いたスタッフ
丸尾建築