maruo's blog スタッフブログ
犬と家③
2023.7.01
こんにちは。
前回より、
「犬を飼いはじめてから家をこんな風にしておけばよかった。」
と後悔した点について紹介しております。
引き続いて、2点目は「外部水栓の設置」についてです。
足洗い場に必要な設備や注意点などを
紹介します。
犬を飼っている方や、これから犬を飼う予定
という方は、その庭に犬の足洗い場が必要か
悩んでいるかもしれません。
足洗い場を設置しておくと、
愛犬を散歩させたり、
庭で遊ばせる場合に、
家に入る前に庭で脚を洗えて便利です。
もちろん、足洗い場がなくても、
タオルで拭くだけでも汚れは
落とすことができます。
ただ、足洗い場があれば、
楽に愛犬の足をきれいにでき、
全身のシャンプーができるという
メリットがあります。
シャンプーの頻度は犬種によって
異なりますが、月に1回や2回くらいが
望ましいといわれています。
私の犬は肌が弱いので月に1回にしています。
我が家では、玄関に入る際にタオルで足を拭き、
お風呂でシャンプーをしています。
足を拭いても、少なからず外から
砂を持ち込んでしまうので、
玄関を掃除する頻度は
増えてしまいます。
また、犬から人へうつる感染症の危険
もありますので、本当は好ましくないです。
やはり、室内犬を飼っていて、
庭があるときには足洗い場を設置するのが
おすすめです。
【 足洗い場に必要な設備 】
では、犬の足洗い場を設置する場合には、
どのような設備が必要なのかを挙げていきます。
・水栓
犬の足洗い場には、水を出すため
の水栓が必要です。
水栓は蛇口だけでなくハンドシャワーが
ついているとシャンプーの際に便利ですし、
寒い季節はお湯を出せるものがよいです。
水栓の高さは、犬のサイズに
合わせて設定しましょう。
・水栓パン
水栓パンとは、蛇口やシャワーから出た水を
受けるための受け皿のことを指します。
流れる水を受け皿に溜めたり、
ボウルのような形で水を排水口に集めます。
色んな形のパンがありますので、
目的に合ったものを選びましょう。
小型犬ならシンクの中に入れて足を洗ったり、
大型犬やシンクに入れにくい犬の場合は、
立水栓の方が使いやすいでしょう。
・排水溝
足洗い場では、水栓パンにたまった水を
排水するための排水溝が必要です。
初めから排水溝がある場合には問題ありませんが、
ない場合にはパイプなど水を排水する
ための設備を作らなくてはなりません。
下水に水を流すための工事が必要です。
・温水
冷たい水しかでないと、冬は寒すぎて
犬の体を冷やしすぎてしまう
ことになります。
そこで、温水機能をつけることで、
冬でも温かいお湯で洗うことができます。
愛犬が凍えることも飼い主の手が
かじかむこともありません。
犬の足洗い場にシャワーを付ける場合には、
温水機能をつけるようにしましょう。
【 設置場所 】
犬の足洗い場の設置場所には
気をつけましょう。
足洗い場は、玄関の入り口付近が理想的です。
玄関から離れた場所に足洗い場を
作ってしまうと、散歩や外遊びの後に脚の汚れを
落としたとしても玄関まで歩くうちに
また汚れてしまいます。
足洗い場できれいにしたあとに、
すぐに室内に入れる位置に
設置するのがよいでしょう。
また、リードフックや荷物置きなども、
自分の犬に合った場所、かつ飼い主が
使いやすい位置に設置しましょう。
普通の立水栓とは違い、
壁型でフックや棚を付けることが
できると使いやすいと思います。
周囲を柵やフェンスで囲って
脱走対策をしておきましょう。
間違って庭から飛び出してしまった
ときに、車やバイク、通行人などと
ぶつかったら大変危険です。
様々なトラブルを未然に防ぐためにも
庭を囲っておくことは重要です。
洗濯物を干すスペースは別の場所に
作りましょう。
トイプードルなどは毛が抜けにくい
犬ですが、犬種により
毛が抜けやすい犬がいます。
犬が走り回っているうちに
犬の抜け毛が飛んでせっかく
キレイに洗濯した衣類が汚してしまうと
目も当てられません。
洗濯物にじゃれついたり噛んだりする
可能性もあるので、できるだけ
洗濯物を干すスペースは別の場所に
設置しておきましょう。
近くの植物や花の近くは避けましょう。
ガーデニングなどが趣味で庭に植物や花を
たくさん植えている場合には、
犬が食べないように注意してください。
犬が間違って食べてしまうと下痢や嘔吐、
胃腸障害などを引き起こす可能性がある
植物があります。
また、毒性の強い植物の場合には
呼吸困難や麻痺、痙攣などの症状が
現れるケースも少なくありません。
犬が遊べる庭をつくる場合には、
植える植物や花を選ぶか、
配置を考えましょう。
【その他】
・トイレ
トイレがないと犬は好きなところで
用を足してしまうため、
水を掛けたり、排泄物を拾ったり
片付けが大変です。
犬は気に入った場所に
オシッコなどで臭いをつけて、
繰り返し同じ場所で用を足す
習性があります。
癖付いてしまってからでは
しつけが大変なので、はじめから
庭用のトイレを設置してあげましょう。
ポールを一つ建てておけば自ずと
そこでトイレをするはずです。
・テラスやデッキ
足洗い場の場所をデッキや
テラスにすれば、外から帰ってきた
犬の脚を流す際に便利です。
犬の脚を拭いたり、換毛期には
ブラッシングも可能です。
庭で遊ぶ場所をあらかじめ決めておく
ことで、掃除も容易になります。
以上、戸建ての住宅の場合、
犬の足洗い場を作ったほうが愛犬も飼い主も
より快適に暮らすことができます。
犬の足洗い場には、水栓・水栓パン・排水溝
などの設備が必要ですので
設置するときにはこれらの設備を適宜
過不足なく設置するようにしましょう。
そして、足洗い場を設置するときには
設置場所や温水設備、サイズ、などに
注意するのがよいでしょう。
その他にも、犬が食べてはいけない
植物や花を植えないように注意したり
考えなければならないポイントが
多数ありますので
参考にしていただければと存じます。
営業設計部の奧でした。
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writer この記事を書いたスタッフ
丸尾建築