column 暮らしのコラム
家づくりの知識
自分だけの“ひみつ基地“書斎スペースの作り方
今回は書斎スペースづくりのポイントについてお伝えさせていただきます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響によりテレワークでお仕事をされる方もだんだん増加してきました。またお家時間も増えている現在、オシャレで快適な書斎があれば仕事や趣味の時間がはかどり、生活の質も向上しそうですよね。
書斎を検討していく場合で最初に考えないといけないのが広さです。
書斎のスペースはどれくらい必要なのか?
お家のスペースの中で共有スペースではない書斎に充てられる大きさは、よほど大きなお家の場合を除いて限られたスペースになります。しかし書斎は1~3帖のスペースでも充分に作ることが可能です。
1帖の書斎スペースの広さは?
1帖の書斎スペースであっても奥行50~60cm×巾90cmのデスクをつけることは可能です。デスク上部に棚をつけることで収納場所も確保できます。パソコンを設置する場合、キーボードスライダー付のデスクを用いることで、さらにスペースを節約できます。
2帖の書斎スペースの広さは?
2帖の書斎の場合は正方形に近い形になりますので巾180cmのデスクを壁際に寄せれば、後方に90cm以上のスペースが空きます。本棚を設置することも可能ですし、趣味に関連するものをディスプレイすることも可能です。またパソコンのモニターを複数台設置してお仕事、ゲーム等をさせる場合はL型のデスクを活用するのも有効です。パソコンだけでなくプリンターやその他周辺機器の設置も可能です。
個室ではない空間の一部を使うタイプは?
次は個室でない空間の一部を使うタイプもお伝えしたいと思います。個室と完全に仕切るのではなく、部屋のデッドスペースやちょっとした空間を切り取って、小さな書斎を設ける方法があります。
例えば、キッチンカウンター越しの収納を利用して設置する。階段下のペースを利用する。
窓枠を大きくしてスペースを設ける等々。どのような作業をされるかによりますが、オープンにすることも壁に囲まれて集中できるスペースを作ることも可能です。
書斎を作る際に共通するポイント3つ
どちらにしても個室ではないので家族にみんなが気軽に使えることがメリットです。
個室、オープンどちらの書斎を作られる際にでも共通するポイントが3つあります。
① 書斎の使用目的をハッキリしておく
最も大事なポイントが、事前に書斎の使用目的をハッキリさせておくことです。
使用目的や使用頻度によって必要な広さ・書斎のタイプ・レイアウトなど全てが変わってきます。例えば、1人で集中してパソコン作業をしたいのであれば、広さは1帖で充分ですが、個室になっていないと集中できません。またテレワークにてオンラインミーティングなどをしたいのであれば、個室が必須となります。ご家族様で共有される場合はオープンタイプでみんなが集まるリビングに設けると使い勝手も良くなります。満足度の高い書斎を作る際には、使用目的を明確化しておくことが重要です。
② コンセントをどうするか
設備で注意したいのがコンセント。書斎には、パソコンをはじめとした電子機器やデスクライトなど、多くの電化製品を設置します。どれくらいの電源が必要なのか考え、適切な数のコンセントを設置することも重要なポイントです。
③ 空調をどうするか
特に個室タイプの書斎では、新たに空調を入れるかどうかは要検討です。納屋やロフトなどのスペースを書斎として活用する場合、空調設備を新設できない可能性もあります。
予定している場所に空調を設置できるのかどうか、あらかじめ確認しておくことがオススメです。
書斎の作り方についてご紹介しました。自身の使用目的に合った書斎作りを検討してはいかがでしょうか。
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