promise 丸尾建築からお客様への約束
- 01.お客様への約束
- 02.安心への約束
- 03.快適への約束
- 04.安全への約束
- はじめての家作り
04
安全への約束
耐久性と強度を約束するために丸尾建築がお約束すること
構造材はもちろんのこと、床材にオリジナルの無垢床を使用するなど、無垢材にこだわったお家づくりを丸尾建築はしています。
ですが、無垢材なら何でも良いという訳ではありません。
丸尾建築では「お家を形作っている骨組み」=柱や土台に、最高級の厳選した木造住宅に最も適した木材である国産ひのきを使用しています。
最近では特に災害に強いお家づくりが注目されるようになりました。強固な構造を持ったお家を建てることは、安心して暮らせますし、いざという時に家族の命を守ることができます。
丸尾建築は、強固な構造を持った耐久性のあるお家を提供するために、国産ひのきを使ったお家づくりを行います。
理想の木材「ひのき」とは?(強度)
日本を代表する寺院の法隆寺は、世界最古の木造建築で、「ひのき」が使用されています。
日本の木材の中でも優れた耐久性がある「ひのき」で建てられた法隆寺の塔は、当初と変わらない姿を保ち続けています。考えれば、飛鳥時代の木造建築が今も残っていることは驚きです。鉄やコンクリートには、これほどの耐久性は無く、せいぜい100年程度と言われています。
宮大工さんは「1300年経ってもひのきを削れば良い香りがするし、このまま使う事もできる」と言います。
針葉樹である「ひのき」にはセルロースという分子が多量に含まれ、これが束状になって強度を高めているのです。
こうした性質のため、「ひのき」は伐採されてから200年程度は強度が向上し続けます。その後の1000年程度は徐々に弱くなっていくものの、1000年以上経過しても伐採時と強度は変わらないままなのです。長期間強度を保ち続ける「ひのき」の特性が、このような歴史的建造物を支えているとも言えます。
日本の気象条件は、夏は高温多湿、冬は寒く乾燥する厳しい環境です。
構造のメインの部材に外国産の木材を使用せず、国産ひのきを使用するのは、日本特有の厳しい気象条件でも長い歳月に耐える耐久性と強度が確保出来るからです。
ヒノキの持つ4つの効果
森の中で深呼吸をすると「空気がおいしい」と感じます。森林浴と聞くと「リラックス」「癒し」「マイナスイオン」などストレスを和らげたり、リラックスできるイメージがあると思います。爽やかな空気の中で深呼吸してみると、何となく都会には無いような自然ならではの「香り」に気づくはずです。
木材には、フィトンチッドというリラックス効果をもたらす成分が含まれています。
リラックス効果
「ひのき」のさわやかな香りの正体は「フィトンチッド」という成分で、自律神経を安定させ、集中力を高める効果があるといわれています。
防虫効果
このフィトンチッドには、皮膚炎や喘息の原因になるカビやダニを防ぐ効果もあります。
消臭効果
「ひのき」やヒバの幹からとった油は眼や鼻が刺激される程度の濃度(数ppm)のホルムアルデヒドを40~50%除去し、さらにスギや「ひのき」の葉油になると80%以上除去効果があると言われています。
抗菌効果
「ひのき」に含まれるαカジノールという成分は、ヒノキ材に特有な香りのもとになっている化合物で虫歯菌の繁殖をおさえる働きがあります。
お家は一日の中で一番長い時間いる場所です。その時間は、家族と団らんしたり、睡眠を取る、趣味などの時間を持ち、日ごろの疲れを取りじっくり休息する重要な時間を過ごすことになります。「ひのき」の持つ効果でお家を快適で安心な場所とすることが出来れば、健康はもちろん、新しいお家での暮らしも充実したものになります。
丸尾建築が選ぶこだわりの国産ひのきについて
丸尾建築が使用する国産ひのきは、JAS(日本農林規格)の定める厳しい規格をクリアした
【JAS認定国産乾燥ひのき材】で、樹齢50~60年の原木につき一本しか採れない芯持ち材を使用しています。
原木から製材したばかりの木材製品はまだまだ水分をたくさん含んでおり、「生材(なまざい)」と呼ばれる状態です。建築資材として乾燥材が求められる理由は、この生材は乾燥が進むにつれ、変形や収縮が起こってしまい、建築構造上不具合が出るからです。
これを解消するため、芯まで切れ目を入れ(これを“背割れ”といいます)、木材の中心部を乾燥させる役割と共に、建築後に柱が割れることを避ける必要がありました。
しかし、このワレ目が膨張して壁に歪みや亀裂を生じさせることが、また新たな悩みの種を生んでいました。
丸尾建築では、割れや反りの原因である木材の含水率を15%以下に乾燥させ変形を極限まで減らした、背割れの入っていない国産ひのきを採用しています。
一般的には含水率20%ぐらいが流通していますが、含水率15%まで乾燥させることによって、反りやゆがみが少なくなります。
背割れなしできちんと乾燥させるということは手間がかかります。
けれど、建物全体を支える重要な部材であり、取り換えができない部分だからこそ背割れなしの最高の国産ひのきでお家をつくりたいと考えています。
ご家族に安心して健康に過ごしてほしい、その想いから見えない部分の材料にこだわっています。
構造・基礎・木造軸組工法について
「木造軸組工法」とは、歴史ある日本伝統の木造工法です。現在でも木造住宅の多くがこの木造軸組工法で建築されています。在来工法とも呼ばれ、日本の気候や風土によく合う工法として長く親しまれている傾向です。
また、設計の自由度が高く木の良さを最大限に生かした長持ちする住まいをつくることができます。
長く住み継いでいくなかで、家族構成や暮らしの変化した場合にも、仕切り壁を取り払って部屋を広げることや、
お風呂やキッチンの位置を変えたり、家の強度を損なうことなくリフォームすることが可能です。
耐久性、特に耐震性を考えた際には、ツーバイフォーやプレハブ工法が優れていると言われています。
しかし、木造軸組工法であっても耐震基準によって「大地震であっても倒壊しない」よう設計されているのが一般的です。
丸尾建築は、柱と梁で支える木造軸組工法に加えて 「ダイライト」という耐震ボードを壁に貼り付け家全体を「面」で支えています。
基礎工事は家づくりの土台となる,
とても重要な部分です。
基礎は建物の要だという考えから、丸尾建築では使用する鉄筋量やコンクリート強度にこだわり、丁寧な施工を心掛けています。
丸尾建築が建てるお家は、外周だけの布基礎ではなく、強固な盤面で基礎を一体化するベタ基礎を採用しています。
地面から上がってくる湿気やシロアリを防ぐこともでき、建物の品質を長く保つことができます。
基礎のコンクリート幅は、通常150mmのところを外周部180mmとしています。通常の住宅の鉄筋は主筋13mm、その他10mmですが、丸尾建築では鉄筋の太さを主筋16mm、その他13mmを使用し、鉄筋の組幅も通常200mm間隔のところを、150mmに縮め、大幅に鉄筋使用量を増やしています。鉄筋の太さや間隔は一般的な住宅と比較すると、約2倍の鉄筋量となります。
工事の進み具合を一緒に確認頂き、確実に丁寧な施工をお約束します
丸尾建築では、品質のばらつきをなくすために、社内基準をもとに「品質管理チェックシート」を作成し、協力業者スタッフと共有しています。
工事の過程ごとに項目を設け、完成したときに見えなくなるものを、目視・計測・触視して検査をおこない、
基準に満たないものは、手直しをおこない、基準を満たすようチェックし写真で記録しています。
協力業者スタッフ、現場監督とお施主様の大切な住まいの品質管理に努めています。
お家づくりはお施主様、協力業者スタッフ、丸尾建築と3者が一体になり進めていかなければ、心からご満足頂けるお家の完成にはならないと考えています。工事が始まりお引き渡しまでの各過程を一緒に確認頂きながらお家づくりを進めていくことは、お施主様の不安に思うことが一つ一つ解消されていくのではと思います。
構造計算を全棟実施することで、国が定める最高基準の家と「安心」をお約束します。
丸尾建築では地域に密着した工務店として、地震や自然災害時に「わが家が一番安心安全な場所になる暮らし」をお約束します。そのために、お家の強さを科学的に確認する「構造計算」を1棟1棟実施しています。構造計算とは、地震・台風・豪雪など家にどのような力が加わるかを計算し、その力に住まいが耐えられるかどうかを検証するもので、いわば「住まいの災害シミュレーション」のようなものです。
安心できる強い家を建てるために大切な構造計算ですが、建築基準法では一般的な2階建て木造住宅には義務付けられていませんが、丸尾建築では全棟必ず構造計算を行っています。
これは「安心できる強い家」をお約束するためには、1棟1棟間取りや条件が違うお家の強さを科学的に確認する必要性があると考えてのことで、丸尾建築では設計士の勘や経験に頼るのではなく、家の構造安全性を科学的に確認する構造計算を全棟で実施し、近年頻発する地震など自然災害を受けた際、大切な家族の身を守ることのできるお家づくりを行っています。
丸尾建築が建てる家は構造計算を行った「耐震等級3」が標準仕様
丸尾建築は、地震に強い「耐震強度3」の家にこだわっています。現在の耐震基準は1981年に定められた「改正建築基準法」がベースになっています。これは、1978年に発生した最大震度5を記録した宮城県沖地震をきっかけに見直されたもので、以下のような耐震強度を想定しています。
耐震等級とは・・・
地震の作用がどの程度大きくなるまで、柱や梁などの構造躯体が傷を受けたり壊れたりしないかを等級によって示すもので、建物の強さ・強度の指針で、住宅の品質確保の促進等に関する法律、住宅品質確保促進法(以下、品確法と表記)によって定められています。耐震等級は、1~3の3段階にランクに分かれ、数字が大きいほど耐震性能が高くなります。
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- ・建築基準法で定められた耐震性能を満たしている
- ・震度6~7程度の地震の地震に対して倒壊や崩壊しない※建築基準法を辛うじてクリアしている建物については、震度6~7程度の地震に対して損傷を受ける可能性があります。
- ・震度5程度の地震では住宅が損傷しない
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- ・耐震等級1で想定される1.25倍の地震に耐えられる
- ・学校や病院などで多く採用されている等級「長期優良住宅」では、耐震等級2以上が認定の条件とされています。
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- ・等級1で想定される1.5倍の地震に耐えられる
- ・防災の拠点地(警察署や消防署など)で採用されている等級
ところが2016年、熊本県で最大深度7の本震が立て続けに2度も起こり、さらに震度1以上を記録する規模の余震が2週間で1000回以上も起るという、いまだかつてない規模の地震が起こりました。この地震の際、数百年に一度発生する地震でも倒壊しない強度と定められた「耐震等級1」の1.25倍の強さがある「耐震等級2」で作られたはずの家ですら倒壊したことです。
丸尾建築の建てるエリアである近畿圏では、いつ南海トラフ地震が来てもおかしくないと言われています。被害総額は東日本大震災の10倍近く、津波被害のなかった熊本地震と比べても30倍近くになると想定されています。ですから、丸尾建築では「耐震等級3が標準仕様」だと考え、全ての住宅で構造計算を実施して、万が一の災害にも強いお家づくりを提供しています。
日本全国どこでも、この先大きな地震や自然災害が絶対起きない、という確証がある場所はどこにもありません。もし、自分の住んでいる地域で大きな地震が起こってしまったら?お家が大きな被害を受けたら?など不安は尽きません。また大災害の後、軽い補修だけで住み続けられるお家と、何とか倒壊は免れたものの住み続けることは困難で、建て直さなければならないお家とでは、その後の人生に大きな影響を及ぼします。
これからのお家づくりには、これまでの地震災害から学んだように「耐震等級3」はお家づくりにおいて必須ではないかと、私たちは考えます。構造計算についても、義務化されていない、費用がかかるから行わなくてもいいというわけにはいきません。ご家族の命を守り、大地震の後でも住み続けられるお家づくりのためにも耐震性能ついて、取り組む必要があるといえます。
お家づくりの際には、耐震性能についてもしっかりご検討されることをお勧めいたします。
※プランにより耐震等級3がとれない可能性もございます。